文化デリックのPOP寄席

第0回 2005年2月 ゲスト: 堀雅人(放送作家/ライター)

惚れたぜHarajuku CD:アルファ&スチャダラパー「惚れたぜHarajuku」
(東芝EMI)


たのきんから光GENJIまで、80年代文化を彩ったジャニーズ歌謡からの引用をふんだんにちりばめ、さらにはあのスーパーフリーの決め台詞「アツイ! ヤバイ! マチガイナイ!」まで引っぱってきてしまったマキシシングル。生写真、タレントショップ、竹下通り……裏原とは正反対のベタなカルチャーを育んできた表原宿へのアンセムといえよう。

堀:

続いてはアルファ&スチャダラパーの「惚れたぜHarajuku」。スチャダラパーが、やんちゃなことをやろうという後輩たちの意志にちゃんと応えてあげたという感じで。


下井草:

世代的にひとまわり下の人たちとやるという。


堀:

スチャダラもデビュー15周年ですからね。それにしてもアニさんのラップは相変わらずパンチラインが強烈。すげえ(笑)。


川勝:

自分で「相槌打って十数年」って言ってたし(笑)。もはやなんか頼もしい感じDA・YO・NE。


堀:

こういう手のこんだくだらないモノを作れる人はそもそもそういるもんじゃないし。あらためてすごいなあと。


下井草:

ジャケはクイーンネタなんですね。まあ、鉢巻巻いてることからも分かる通り、内容はジャニーズネタが満載なんですけど(笑)。長尾謙一郎の漫画『おしゃれ手帖』に影響された部分もありそう。


堀:

5年前くらいから感じたことなんですけど、スチャダラに対する謂われのないDISみたいなのものはなくなってきてて、下の子たちはリスペクトしている感じが充分にある。そういう意味で状況は変わってきているし、SDPにとってやりやすくなればいいなと思います。以前スチャダラの前で若手にフリースタイルをやってもらったことがあって、「小6ではじめて聞いたSDP」みたいにラップしたときは、さすがに本人たちは苦笑いしてましたけど(笑)。


川勝:

しょうがないよね、15周年だもん。